2017年度 役員懇親会開催

1)代表理事挨拶

みなさま、こんにちは。

 

わが財団のイメージカラーである、青葉の「みどり」が目にしみる風薫るときも過ぎ、早くも梅雨の季節となりましたが、このように評議員、理事をはじめ、本財団関係者が一堂につどえましたことを、大変うれしく思います。

 

ここにいらっしゃる理事、監事は本日までに全員、重任を承諾してくださいました。

 

そして、先ほど行なわれた第7期第2回理事会では、朴英雄が代表理事、朴点石氏が常務理事として再選出されました。あわせてご報告申し上げます。

 

本日この場には、第6期第3回理事会に続き、第7期第1回理事会にて討議、承認された「トップアスリート育成基金」管理運営委員会の委員の方々もご参加くださっています。

 

このようにわが財団は、評議員、理事、監事、顧問、奨学生選考委員会委員、トップアスリート育成基金管理運営委員会委員、事務局のメンバーまで合わせると、総勢37名にものぼる大所帯に拡大したこととなりました。

 

この事業を始める際には、さまざまな不安がありましたが、こんにちでは、三つの柱となる事業内容を持ち、このように権威ある専門家を擁する財団へと発展することができました。実に感慨深いものがございます。

 

周知のように本財団は、在日コリアン学生の就学を支援し、学びの権利を擁護するとともに、日本と朝鮮半島の友好親善及び国際交流に寄与することを目的として2011年に設立されました。

 

 設立の翌年2012年には内閣府より公益財団法人としての認定を、また2014年には再び内閣府より新事業認定を受け、「奨学事業」「国際交流助成事業」「トップアスリート・トップアーティスト育成助成事業」を「三本柱」として活動を展開し、2016年度からは冠奨学金制度を実施し、本年度からは「トップアスリート育成基金」を新設する運びとなりました。

 

 本財団の過去6年間の募金総額は639件、8,890万2,500円にのぼり、学生242名に対して4,956万円の奨学金を支出しました。そのうち、奨学生となった高校生の大学進学率は実に80%を超えています。

 

 本財団では昨年度、2016年度から冠奨学金制度を実施し、2名に対して計96万円の奨学金を支給しましたが、その反響はとても大きく、他の企業・団体などからも問い合わせがあり、一部では具体的な協議に入っています。

 

また、本財団は国際交流助成事業及びトップアスリート・トップアーティスト育成助成事業においても、毎年200万円以上の金額を助成することにより、多くの方々から感謝と支持を受けております。

 

このように6年間の地道な努力による、たしかな実績を通じて、本財団に対する認知度、共感は着実に高まってきているものと自負しております。

 

 さて、本財団は、本年度から新設する「トップアスリート育成基金」をもって、在日コリアン学生支援の諸事業を行なうための環境整備を基本的に完成することができました。

 

したがって、本年度、第7期の活動は、奨学事業、国際交流助成事業、トップアスリート・トップアーティスト育成助成事業を行なう財団としての地位をより確固と築き、大きな役割を担って社会貢献を積極的にしていけるかどうかの重要な局面、分岐点にさしかかって行なう活動となります。

 

 引き続き、奨学事業をはじめとした「三本柱」とともに、本年度から新規に始める目玉事業「トップアスリート育成基金」の募金活動を前面に押し出して展開し、高額対象者との個別的な取り組みと、すそ野を広げた大衆との取り組みを両立させながら行なってまいりましょう。

 

 今後1~2年間の活動は、本財団の将来にわたる発展を左右する試金石になるであろうと考えております。

 

本日の懇親会でもみなさまより、率直で建設的なご意見を頂戴し、有意義な時間とできるようお願いを申し上げながら、私の挨拶といたします。

ありがとうございました。

2)第1回「トップアスリート育成基金」管理運営委員会会議報告

3)選考委員会活動報告