原稿トピックス

2018年度

 

高校生

 

このたびは、私を選んで支援していただきありがとうございました。

奨学金を受け取ったとき、みなさまの愛情が詰まっているものだと、改めて感じることができました。今、こうして充実した学校生活を送れているのは、この奨学金のおかげだと本当に感謝しております。私は12年間学んだ民族の歴史や文化、そこで得た誇りや想いを次世代に伝えるため、教師になることを目標としています。私はみなさまの期待にこたえるために、大学に進学して一生懸命学びます。(大阪、女子)

 

 私は、中学生の頃に家庭が周りより経済的に苦しいのではないのかと思うようになりました。できるだけ心配をかけないように、自分がやれることは自分がやっていこうと思いました。家のことは心配しなくていいと家族は言ってくれますが、日に日に生活が苦しくなる一方で、どうすればいいのか悩むときもありました。日本の学校へ行けば負担が少しでも軽くなるのではないかと思ったときもありました。しかし、卒業を控えた今まで、民族学校に通い民族教育を受けて後悔したことは一度もなく、かけがえのない大切な先生や友達と出会えて、本当に幸せだと感じています。

もうすぐ卒業を迎えますが、それまでの期間も、また卒業後も、奨学生として選ばれたありがたい気持ちを忘れずに、社会に貢献できるように頑張っていこうと思います。(神戸、男子)

 

 私には4人の弟妹がいるので、家計全体に占める教育費の割合が大きく、負担になっています。ですから私は、自分の生活費、修学旅行や進学に必要な費用など、少しでも両親の負担を減らそうとアルバイトをしています。アルバイトを始めてから、生活費は自分で稼いでいるのですが、学費や寮費といった大きな負担を両親にかけていることは変わらない事実です。その負担を少しでも減らしたいと日々考えていました。

 私は歴史の勉強が大好きで、高校卒業後は大学へ進学し、歴史をより専門的に学びたいと、小学生のころから夢見てきました。正直、大学に進学するには、当然今よりも学費、生活費がかかることから夢を諦めかけていましたが、このたび奨学金をいただけるようになったことで、大学進学という夢に少し近づけたと思います。(茨城、男子)

 

 このたび、奨学生として採用してくださり、家族一同本当に感謝しております。私は母、兄、弟の四人暮らしです。母子家庭ということもあり、母と兄が大変な思いをして、私と弟のために働いてくれています。そんな姿を見ると、私も家族のためにアルバイトをし、負担を減らしてあげたい気持ちになります。しかし、私には大好きなラグビー部での活動もあり、とても時間に余裕がありませんでした。今回、奨学金を得て、苦労ばかりかけている母の負担を少しでも減らすことができ、安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。今回の奨学金はすべて来年度の学費として使わせていただきます。(東京、男子)

 

 私には大学生の兄と中学生の弟がいます。母子家庭なので、母一人で三人を養っています。私は母を少しでも楽にしてあげたいと、アルバイトをしています。そんな中、奨学生に選ばれたことで安心して高校に通うことができ、勉強をしっかりすることができました。卒業後は、朝銀西信用組合に就職して母をもっと楽にしてあげたいです。私は、家族のためにも、自分の夢のためにもしっかり働いていきます。(広島、男子)

 

大学生

 

私は将来、たくさんの人の命を救う医師になりたいと思っています。現在は医学の勉強はもちろん、人間のさまざまな疾患について興味を持ち、意欲的かつ積極的に勉強しています。覚える事柄はとても多いのですが、今学んでいる知識が将来、医療現場での自分の武器になると思うと身が引き締まる思いです。今年の9月からはいよいよ実習が始まり、生身の人間を目の前にして学ぶことになります。不安はありますが、夢を実現するためにたくさんのことを吸収していきたいです。(北海道、男子)

 私の父は営んでいるお店がうまくいかず収入が不安定で、母は民族学校の教員で、その収入は言うまでもありません。姉は昨年大学を卒業し、現在は4年分の教育ローンの返済中、弟は高校卒業を控えてアルバイトをしながら進学に備えています。私は現在、語学や文学の勉強に励みながら、将来は同胞社会の発展に寄与できる人材になりたいと思っています。そして、私のような学生にも素晴らしい学びの機会を与えてくれた「在日同胞信用組合奨学金」に対して心より感謝しております。 必ず多くの子どもたちに夢を与えられるような人間になろうと決心しています。(東京、女子)

 

 光栄にも「在日同胞信用組合奨学金」を受けられ、そのおかげで親の負担を減らし、私自身もアルバイトの時間を学業に費やせるようになりました。伝達式に参加して直接奨学金を受け取り、私はこれまで以上に勉学に励もうと決意を新たにしました。奨学生申請にあたって書いた信用組合のレポートを通じて、信用組合が社会でどれほど大きな役割を担っているのかを改めて考えました。私は経営学部の学生として、大学卒業後、同胞たちの経済活動をサポートできる人材になりたいと考えています。(東京、女子)

 

 私は先日行われた「在日同胞信用組合奨学金」の伝達式で、いろいろな地方の奨学生の代表として決意表明をしました。2年に進級してからは、税理士の国家資格を得ることを第一の目標として、一生懸命勉強に打ち込んでいます。税理士の勉強を始めてからすでに半年が経ちましたが、大学生活との両立がときに難しく、投げ出したくなるときもありました。しかし、今回奨学生に選ばれたことでモチベーションを上げ、多くの方々の期待を背負っていることを自覚し、そして何よりも遠く地元で頑張っているアボジの期待を胸に、今までよりもっと努力していこうと決意しました。(東京、男子)

 

大学院生

 

このたびは奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。

 12月に海外短期留学を終え、4か月後には再び留学する予定である私にとって、奨学金の存在は大変有り難いものであり、おかげさまで何の心配もなく勉学に励むことができそうです。異国である日本の地で、在日コリアン学生のための奨学金があることの意義は計り知れないものであると実感しております。これからは奨学生の名に恥じぬよう、学ぶことにいっそう貪欲であろうと思います。院生時代に培った知識を民族教育に還元し、同胞社会に少しでも寄与できるよう尽力してまいります。(東京、女子)

 

 私は高齢者や障がい者など、どのような同胞にも音楽で寄り添い、人と人、同胞と同胞をつなぐ「音楽療法士」を目指して日々励んでいます。現在は都内の民族学校の特別支援学級で実習を行いながら専門知識を学び、4月からは研究院に在籍しながら、専門学校にも編入する予定にしております。したがって、学費や交通費、教材費等、学業にかかる費用など先を考えると不安ばかりでした。しかし、このたび奨学生になれたことで、週4日行なっていたアルバイトも減らし、以前よりも多くの時間を研究に使えるようになります。これからは、民族学校や同胞社会の福祉の分野で少しでも役立つ研究を進めていきたいと考えています。(東京、女子)

 

 

2017年度

 

保護者の感想

 

 4年前、一家の大黒柱であった夫を亡くしました。民族教育の現場で、志半ばに闘病の末他界した夫の思いを胸に、子どもたちは大学に進学しました。そして、そこでたくさんの仲間や先生に出逢い、学業に、スポーツにとキャンパスライフを謳歌しています。二人を大学に進学させることは経済的には大変でしたが、奨学金のおかげで負担を軽減することができました。ほんとうに有難い限りです。(女子奨学生の母A

 

 在日同胞を取り巻く社会状況と日本の経済情勢が厳しく、加えて民族教育への差別を受けながら育つ子どもたちに、学びの機会と将来への希望をともす貴支援会の活動に心からの敬意を表します。(男子奨学生の母B

 

奨学生の感想

 

 この奨学金を受け取ったとき、軽いはずの紙切れがとても重く感じられました。それは、みなさんの愛情が詰まっているからだと思います。これまで僕は、たくさんの方々からの愛情や援助をもらってきましたが、初めて自分の手で受け取り、自分の目で確かめてもらったお金がどれほど貴重で大事なものなのかは、先生の言葉を聞かなくても十分理解できました。(東京、男子奨学生C

 

 私には大学3年の兄、1年の姉、中学3年の妹がおり、学費がかさみ、親への負担が増える中、三年前に私が発症した急性リンパ性白血病の治療費や、昨年起こった兄の交通事故による治療費により、経済面での父母の負担は多大なものになりました。そのような家庭の事情を抱えながらも、父母は朝から晩まで一生懸命働いて、高校での勉強の重要性を教えてくれました。それと同時に、今こうして充実した学校生活を送れているのは、この奨学金のおかげだと本当に感謝しています。このたび採用していただき、父母の経済的負担の軽減や私自身の将来への不安な気持ちも軽くなり、勉学に対する意識も高まり、前向きな気持ちで取り組むことができています。(広島、男子奨学生D

 

 大学進学を決めた頃から、父や他の家族たちに負担をかけたくないと思っていたので、支援会から奨学金をいただけることは大きな助けとなりました。私は、民族の言葉や歴史、文化を学び、そこで得られた誇りや想いを後輩たちに伝えるため、大学に進学し教師になることを目標にしています。支援をいただいた者として、みなさんの期待に応えられるようにがんばります。(大阪、女子奨学生E

 

 前までは家庭のために、高校を卒業したら就職をする気でいましたが、今回のこのご恩に報いるために大学に進学し、同胞社会に貢献するべく思い切り学びたいと思います。この先の人生で辛いことや苦しいことがあると思いますが、そういう時こそ今回のご恩への感謝の気持ちを忘れずに、日々精進していきたいと思います。(東京、男子奨学生F

 

 私は本日、支援会から奨学金をいただきました。とてもうれしく思い、また感謝の気持ちでいっぱいです。この奨学金は、私が大学に進学するための入学金に使わせていただきたいと思います。(大阪、女子奨学生G

 

 僕は小学1年のときから父がいなくて、母が兄と僕を育ててくれました。その間、母の苦労している姿をいっぱい見て、何かできないかと思って応募しましたが、選んでくれて本当にありがとうございます。これを機に、大学で経営学を学び、経営者として家族や在日同胞のために生きていきたいと思います。そして、次は自分が後輩たちを支援する側になりたいと思います。(東京、男子奨学生H

 

 教師であった父は、私が大学2年の時に殉職しましたが、同胞の家を一軒一軒訪ね歩き、学生たちのためにできることが何かを常に考え、民族教育と同胞社会の発展のために献身的であった姿は今も目に焼き付いて離れません。父のようなひとになりたい。この意志と決意は少しも変わりません。(山口、女子奨学生I

 

 幼い頃から私たち兄弟が学校に通えるようにと、母は一人で朝早くから夜遅くまで働いていて、お金のかかる民族学校に通うのを諦めようと思ったときもありました。高校まで通わせてくれた母に感謝しつつ、今回このようなご配慮をいただけて本当に感謝してもしきれません。卒業後、私は就職して、今まで受けたたくさんの愛に恩返しをし、次は在日同胞と日本の社会に貢献するために努力していこうと思います。今回このように支援をいただき有難い気持ちでおりますが、なんとこの奨学金を日本の方々が資金を出してくださっていることを聞き、驚きを隠せませんでした。このご時世でも、このような愛に溢れた日本の方々がいらっしゃることを知り、本当に心強く思いましたし、朝日関係が一日でも早く良くなればよいのにと強く思いました。今後、少しでも役に立てるように努力し、貢献していきたいと思います。(愛知、女子奨学生J

 

 このたびは、僕を選んでいただき本当にありがとうございます。これを機に、僕は信用組合に入組し、社会でのお金の回り方や金融機関で行なう活動内容を知り、在日同胞社会のために少しでも役立てるように頑張りたいと思います。また、同胞たちが安心した暮らしをできるように、自分がそのかけ橋になろうと思います。立派な社会人になり、家族や在日同胞のために生きていこうと思います。(東京、男子奨学生K